パイ生地を作ろうと思い、必要な材料を確認してみると、「あれ?クッキーとほとんど同じ…?」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
材料がほぼ同じでも、焼き上がりがかなり違いますよね。パイ生地とクッキー生地の差は、一体どこで出ているのでしょうか?この記事では、パイ生地とクッキー生地の違いに迫ります。
パイ生地とクッキー生地に使う材料
パイの基本的な材料は「小麦粉・水・塩」そして「バター」です。この材料で作るパイは「折りパイ」と言います。
甘めのパイ生地である「練りパイ」の一種「パート・シュクレ」を作る際には「小麦粉・バター・砂糖・卵黄」を入れて作ります。
それに対し、クッキーの材料も「小麦粉・バター・卵・砂糖」となっていて、パート・シュクレのそれとほぼ変わらないことがわかります。同じような材料を使っているのに、どこで差が出るというのでしょうか?
パイとクッキー…どこで差が出る?
まずパイ生地がふくらむ仕組みについてですが、フィユタージュの生地では、こね生地に水を使用していますよね。
では水を使っていない「パート・シュクレ」は、どのように膨らんでいるのでしょうか?なぜクッキーと同じ材料なのに、膨らむことになるのでしょうか?
その秘密は混ぜの作業にあります。クッキー生地は材料をすべて、粉っぽくならないように混ぜ合わせますよね。
しかしパイ生地の方は、ゴムベラで切るように混ぜ合わせなければなりません。手で触れたり、こね過ぎたりして、生地に粘り気が出てきてしまうと、生地は膨らまなくなってしまいます。
クッキーを作っていたのに、バターがきちんと混ざりきらなくて、パイみたいになってしまった、という経験をした方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
バターが完全に溶けずに残っているからこそ、焼いた時に生地が膨らんで、層を形成するというわけですね。
パイ生地とクッキー生地は仲間
材料が似ているパイ生地とクッキー生地は、「小麦粉を使ったお菓子の仲間」と、フランス菓子の定義では位置付けられているようです。
実際、パイ生地を型抜きしてクッキーにすることも、クッキー生地をパイ生地として使う場合もあります。
材料の分量や生地の作成過程は違っても、もとは同じ分野のお菓子だということがわかりますね!




